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●● 100本映画 "Be my witness. See how I became the reflection of their hatred, their evil. See what it means to call me to by that name."前作に続いて2作目となるのが本作。今回はその設定が絶妙だったシカゴのカブリーニ・グリーンから、なぜかニューオリンズに舞台が移る。そして監督は今や「あの」となったビル・コンドンなのである。ブラックムービーファンなら誰も分かる『Dreamgirls / ドリームガールズ (2006)』などの監督である。前作の監督バーナード・ローズとバージニア・マドセンは、本作とは全く違うヘレンとキャンディマンのラブストーリーというコンセプトで考えていたが、制作会社に「異人種恋愛は無理」と却下されてしまう。ということは、この制作会社こそキャンディマンがなぜ存在していたか分からないあんぽんたんだった訳です。とは言え、南部のルイジアナ州ニューオリンズには、全米で一番と言われるほどの黒人にまつわる怪談話がある場所でもある。 (前作の)あれから3年後のニューオリンズ。パーセル教授(マイケル・カルキン)はキャンディマンの伝説について本を書き、ニューオリンズで発表会を予定していた。教授はキャンディマンの正体は、奴隷のダニエル・ロビターユだと突き止めた。キャンディマンを揶揄した教授は何者かに殺され、その前に口論となっていたイーサン(ウィリアム・オリアリー)が容疑者となり捕まってしまう。弟の真実を突き止めるため姉のアニー(ケリー・ローワン)がキャンディマン伝説を調べていくが... 2話目にしてキャンディマンの過去が更に深堀される。そのせいで1話目からは少し設定が違ってしまっている。キャンディマンの悲しき過去は、自由黒人で才能と知識に満ち溢れた男だった。が、今回は舞台がニューオリンズに移ったために奴隷となってしまっている。ニューオリンズにはゴーストツアー(しかも黒人の)があって、最近リメイクされた『Haunted Mansion / ホーンテッドマンション (2023)』にも登場する。奴隷を拷問していたマダム・ラローリーの屋敷なども有名。南部に広がる奴隷制度だったが、その中でもルイジアナとミシシッピ州が格別に奴隷に厳しいという評判もあった。比較的に最近の作品にはなるが、『12 Years a Slave / それでも夜は明ける (2013)』や『Emancipation / 自由への道 (2022)』などがルイジアナ州での奴隷を描いている。そういう伝説を上手く利用したのが2作目。ホラー感はあるし、割と普通に観れてしまう。が、大概がそうであるようにオリジナルより良い訳ではない。設定を変えたことで、キャンディマンの魂というかスピリットが奪われ安っぽくなった感は否めない。 これではキャンディマンが浮かばれない。 (1806本目) (Reviewed >> Unknown, 8/25/21) |
●● その他 |
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●● インフォサイト https://www.imdb.com/title/tt0112625/https://en.wikipedia.org/wiki/Candyman:_Farewell_to_the_Flesh https://www.allcinema.net/cinema/27036 |
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