"Sweets to Sweets"
前作から4年、
オリジナルからは7年ぶりとなる第3作目。黒人のホラーキャラクターがここまで続いて制作されるとは中々である。今回は、チープにロサンゼルスが舞台。あ、正直に書き過ぎましたね。でも、そういうことなのです。アメリカでも劇場公開されずにビデオスルー。キャンディマンのトニー・トッドだけは続投。他は総入れ替え。監督も変更。
(前作キャンディマン2より)25年が経った2020年。ロサンゼルスで「キャンディマン」をテーマにしたアートギャラリーが開催されおり、キャンディマンの子孫であるキャロライン(ドナ・デリコ)も出席していた。キャロラインはキャンディマンの名前を鏡の前で5回唱えてしまう。アートギャラリー開催者は殺され、キャンディマンの肖像画は地元ギャングに盗まれてしまう...
もうこの映画の設定よりも今は5年も進んでいる。つまり当時は近未来を描いたわけだが、当時思い描いた近未来よりも現実の方が進んでいると思ったりした。そして肝心の映画の方は、なぜかあまり良くなかった「2」の設定を引き継いでしまい、そのまま自爆したような印象だ。キャンディマンもなぜかちょっといい人になってしまっていて、まるでマジカルニグロのような役割。しかも夢オチとまでは言わないが、近い形になってしまっていて、拍子抜けする。ただ、オリジナルをリブートした『
Candyman / キャンディマン (2020)』公開後に書いているので記しておくが、リブート版は少しだけこの作品からアイデアを受けついていることが分かる。
キャンディマンはこんなはずではなかったと落胆する。3部作まで作られたのは、オリジナルのインパクトとキャラクターのお陰であったと改めて強く感じる。