●● レビュー
Nutural Born Comedian
1981年LAのサンセット通りの会場で行われたリチャード・プライヤーのスタンダップコメディのライブ映像。
麻薬の取り扱いを間違え、自身に火を点けて大やけどを覆ったスキャンダル後の、復活ライブ。最初の数分は、そんなスキャンダルが頭に過ぎり、観客もプライヤー自身もぎこちない。水を飲んで落ち着こうとする時、その時ですらプライヤーは笑いに変える。そこからは、もうプライヤーの思うツボだ。自分のスキャンダルを逆手にとる。プライヤーは、自身のスタンダップコメディで、スキャンダルの弁明をしている。また、友人のジム・ブラウンが訪れた時のエピソードは、彼の極限状態を良く表していたように思える。そして彼の反逆的な生き方を聞いているのも、面白い。それらを全てを「笑い」に変えてしまっているのが、プライヤーの天才的な才能。
最後の最後のオチが、更に凄い。笑いの神が彼に宿っているのを目の辺りにする。コメディアンとは、何ぞや... この作品で答えてくれている。
(Reviewed >> 3/27/06:DVDにて観賞)