●● レビュー
Anthony Anderson's Ransom
マルコム・キング(アンソニー・アンダーソン)は、大企業の最高責任者。しかし、家庭となると無責任。お金に目が無い妻レーネと別れる為に話し合い中。強引で口の悪いマルコムは、会社の中でも嫌われている。そんな彼を助けるのは、秘書のミス・グラディス(ロレッタ・ディバイン)と、愛人のピーチーズ(レジーナ・ホール)だけ。多額のお金を要求してきたレーネ。払わないとならなくて、切羽詰ったマルコムは、TVでローカルニュースを見ていて、自分自身を誘拐して身代金(Ransom)をレーネに要求する事を思いつき...
笑える所は沢山ある。素晴らしい役者が揃っている。けれど、高得点をつけるのは難しい。アンソニー・アンダーソンに期待し過ぎたのか... 今までのアンダーソンの仕事を考えると、最高のコメディが生まれてもなんら不思議ではない。彼には、主役を務めるだけの風格も才能もある。きっとこの映画で失敗したのは、そのストーリーだろう。面白い台詞、面白い演技だけでは、面白い映画は生まれない。チャーリー・マーフィの強面、脅しキャラが、彼が「シャペル・ショー」に出た事で、熟練してきたとしても、ロレッタ・ディバインが、「白人の女達が、私達のNBA選手達を見つめてるように、貴方達を見てるから!」と警察に怒鳴る最高なシーンがあっても、やっぱり面白いストーリーがあってからこそ、面白い映画になる。
あんなに面白かったアンソニー・アンダーソンが「Scary Movie 3/最‘狂’絶叫計画」以来、何かに取り付かれたように面白さがない。Ransom(買い戻し金)払って、また彼が面白くなるなら、払いたい位だ...
(Reviewed >> 6/17/05:劇場にて)