●● レビュー
この映画が1994年に作られていたなんて、驚きだ。今でもこの映画は十分過激だが、まだスパイク・リーが「Bamboozled」を製作する6年も前だと考えると、9年前とは言え、だいぶ過激な映画だっただろう。「ハイヤーラーニング」や「クロッカーズ」よりも前に作られたなんて信じられない位に、内容が未だに新鮮だ。その「ハイヤーラーニング」でラストに使用されたフレデリック・ダグラスの言葉が、そっくりそのままこの映画ではさらりと台詞に使われている事にも驚く。ちょっと早い時代に作られてしまったので、あまり受け入れられなかった映画なんではないだろうか?それと共に、逆に早い時期に作られた作品だからこそ、もっと評価されて等しい作品。
プロデューサーで参加していたスパイク・リーが後の同じようなテーマで作った映画「Bamboozled」と合わせて見るといい作品。この映画にも参加していたはずのリーの見解が全く変わっているように思える。「暴力」と「話し合い」、そして「新」と「古」が、ラストで最高の結末を迎える。
(Reviewed >> 6/3/03)