●● レビュー
Boys anthem.
当時、この手の映画が沢山増えたが、後にも先にもこれが最高傑作と言えよう。父親との繋がり、友との繋がり、また母親との繋がり、どれをとっても良く出来ていた。父を演じたのが、ローレンス・フィッシュバーン。彼の力強く、たくましい姿は、本来家に居る筈の父親の理想像そのものだ。その主役を演じたのが、キューバ・グッティング・ジュニア。彼は、後にアカデミー賞の助演を獲得したが、この初主演作でもその片鱗が見られる。男の子の精神的な弱さ、またその逆に男の子らしい素直で可愛い姿を見えてくれた。また、友達を演じたアイス・キューブは男の子達にとっての等身大的存在。誰もが自分に重ねあわせる事の出来る存在だった。だからこそ、あの当時若者達はドウボーイのように銃を持ち、彼のように振舞ったのかもしれない。
そして何よりも忘れる事が出来ないのが、男の子同士の友情の美しさ。ブラックの人々が使う「Brother Keeper」という言葉が、画面に溢れている。父親不在と言われるブラック家庭の中で、友達同士の結束がこの映画には現れている。ドウボーイがトレを補い、トレがドウボーイに取っても大事な存在。トレのようにこれから大学に通うような友達は、ドウボーイにとって、いつも回りにいるハスラー達とは違う存在であり、かけがいのない存在。
男の子から、男になる、その意味をこの映画が示してくれた。だからこそ、この映画は成功を収めたのだ。
(Reviewed >> Unknown)
●● サウンドトラック
1. How to Survive in South Central - Ice Cube
2. Just Ask Me To - Chubb Rock
3. Mama Don't Take No Mess - Yo-Yo
4. Growin' up in the Hood - Compton's Most Wanted
5. Just a Friendly Game of Baseball [Remix] - Main Source
6. Me and You - Tony! Toni! Tone
7. Work It Out - Monie Love
8. Every Single Weekend - Kam
9. Too Young - High-Five
10. Hangin' Out - 2 Live Crew
11. It's Your Life - Too Short
12. Spirit (Does Anybody Care?) - Force One Network
13. Setembro (Brazilian Wedding Song) - Quincy Jones
14. Black on Black Crime - Stanley Clarke