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キャスト >> Morgan Freeman (Host/Narrator), Robert Andry, Lloyd Austin, Clinton Warren, Wayne Robinson ...
監督 >> Phil Bertelsen
脚本 >> 不明
プロデューサー >> Morgan Freeman
ジャンル >>Documentary
制作国 >>USA
フォーマット >>TV
総合ポイント Not Yet/5 点満点中
内容 >>   演技 >>   演出 >>   音楽 >>  

 100本映画
"He got so much history that we don't know about."

Half American: The Heroic Story of African Americans Fighting World War II at Home and Abroad』という第2次世界大戦時の黒人軍人たちについての本に出あってからというもの、緩いミリオタである。今年、この本とキング牧師の『King : A Life』という2冊に出合えたことが、私にとって大きな出来事である。ベテラン俳優モーガン・フリーマンにとってもこの第761戦車隊を知ることは大きな出来事となったようである。第2次世界大戦のアメリカ陸軍第761戦車隊についてのドキュメンタリー。モーガン・フリーマンは製作者で、そして出演し、ナレーションする場面もあり、がっつりと参加している。なんでも『プライベート・ライアン』を見ていたら、黒人兵士がいないことが納得出来なかったという(ヴィン・ディーゼルの父は不明で養父は黒人)。だったら彼らについての作品をと、本作に至った。

ちなみに私の義祖父が第2次世界大戦時に徴兵されて、アメリカ陸軍に在籍している。だが祖父は、ヨーロッパではなく、南太平洋に行っているので、この第761戦車隊ではないことは分かっているが、どの部隊にいたか調べたが分からなかった。義曽祖父は第1次世界大戦時にやはりドラフトでアメリカ陸軍在籍で、どこの部隊かまで分かっているので、どのキャンプで訓練し、戦争中にどこに滞在したかまで分かっている。

モーガン・フリーマンの叔父2人も第2次世界大戦に参加。ウィリーについては消息すら分からないらしい。そして知られている通り、高校卒業後にモーガン自身が空軍に所属。その頃ですら大変だったので、叔父たちのことも知りたくなったようである。知るために、モーガンのスターパワー、名声、才能、お金、全てをフル活用している。現在の国防長官ロイド・オースティンにペンタゴンを案内させて語らせたりしている。恐らくここで語られる歴史も、モーガンのスターパワーがあったからこその情報もあった筈である。情報量、人脈、CMにも使われるほどのモーガンの声でのナレーション... これほどないまでに豪華で十分すぎるほどである。

もちろんそれらは、第761戦車隊についてたっぷりと語られるためである。部隊誕生前から歴史を検証。どういう経緯で出来たのか、そしてどのように訓練され、扱われたのか、これほどないまでに研究結果が発表されている。『Half American』はアメリカ軍全体だったので、第761戦車隊についてはより詳しく追われている。そして本のタイトルになった「Half American」という言葉についても語られている。

黒人というだけで軍から酷い待遇を受けていた第761戦車隊。183日間、ずっと戦場で戦い、そして結果を遺したのにも関わらず、彼らは勲章を与えられることはなかった。そして、戦争が終わってアメリカに戻ると、そこには相変わらず人種差別「ジム・クロウ」が残っていた。軍服を着ていると余計に嫌がらせを受けたという。第2次世界大戦に従事した第761戦車隊員最後の生き残りであるロバートの言葉が忘れられない。祖父もやっとアメリカに船で戻ってきたと思ったら、黒人だけは中々陸に上げて貰えなかったと聞いている。戦争が終わっても彼らの闘いは終わらなかった。そして後続がそれを何とか実現しようとしていた話にとても胸が熱くなった。

ちなみに先日観た『Come Out Fighting / 日本未公開 (2023)』という映画も同じ第761戦車隊を描いているが、情報量や熱量が全く違う。知りたいと思うならば、こちらの作品を強く推す。ドラマ化された作品のタイトルになっている『Come Out Fighting』という言葉についてもたっぷり語られている。

今回、一番☝で使う言葉を迷ったほどに良い言葉が沢山あった。モーガン・フリーマンがロイド・オースティンに「周りを見回して、自分は黒人なのか?(と自問自答)することはあるか」と聞いた時には、モーガンらしい質問だと思った。彼らがたどり着いた場所は、我々には想像できない所。恐らく黒人が1人という状態が続いているからこそ聞ける。そして最後の生き残りロバートに「自分たちの物語を伝えたい。だから自分で伝えていくのだ」と話すモーガン。どれも彼らしさ、そして彼だから言えることだと感じる。

モーガン・フリーマンが語るアメリカン・ヒストリー。教科書では教えてくれない。本人たちも言っていたが、自分たちが語り続けるしかない。
(1864本目)

 オフィシャルサイト
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 インフォサイト
https://www.imdb.com/title/tt27053052/
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Last Modified: 2023-08-31
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