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●● 100本映画 ”You don't have any power"映画評論家の評価を数値化するサイトRottenTomatoesにて、まさかの0%*1という数字を叩きだしてしまって話題となったアイス・キューブ最新作。しかも、あのH・G・ウェルズ『宇宙戦争』が原作で、現在まで幾度も映画化されている。最近でも2005年にスティーヴン・スピルバーグ監督xトム・クルーズ主演でどーーーーんばーーーーーんと超大々的に『宇宙戦争』が公開。私達にはこの印象が強い。そして、アサイラム(所謂B級)でも数作リメイク作品が作られている。そんな中でアマゾンとユニバーサルが組み再び。 アメリカ合衆国国土安全保障省(DHS)の監視プログラムで働くウィリアム・ラッドフォード(アイス・キューブ)。仕事がてらに妊娠中の娘フェイス(イマン・ベンソン)や息子デイブ(ヘンリー・ハンター・ホール)の監視もしていた。NASAに務める友人サンドラ(エヴァ・ロンゴリア)から雷雲の様子が異常だとの報告を受けた。そして「ディスラプター(破壊者)」と名乗る者から脅迫を受け、ラッドフォードは居場所を突き止め、FBIに捜査を指示する。それと同時に空から異生物が流れ落ちてくる.... そこまで言われるほど悪いか? そこまでではない。正直、この映画よりも面白くない、映画としてなしていない、物語が破たんしている、なんだこれ...etc な作品は沢山観てきた。恐らく酷評を受けたのは、あの『宇宙戦争』ではない、アサイラム作でないのに拭いきれないB級感、そして今やオスカー作品すら出したアマゾンがこれ? だろう。酷評の中には、アマゾンの宣伝プロパガンダというのもあった。確かにそれは強く感じる。現代のテクノロジーにアップデートはされていたが、それゆえにアイス・キューブ(やその他大勢)が部屋の中にこもりっきり。なので表情や動作がとにかく大袈裟になるし、椅子を立つことが最大の動きになってしまう。アイス・キューブの代わりにやたらと動くのが、コンピューター画面。そしてセリフは「オー・マイ・ガー」ばかり。ラッパー時代から怒り顔で有名になったアイス・キューブ。真打ち登場で、今回はそれが飽きる程見られるが、そればかりなので正直飽きる。 大事なことなので太字にしておく。良くはない。だが、そこまで悪いものでもない。最後まで苦しまずにちゃんと観ることができる。ただ話題は一過性に過ぎないが、評価や作品は一生残る。これでいいのか、アイス・キューブ... (1907本目) (Reviewed >> 8/22/25) |
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●● インフォサイト https://www.imdb.com/title/tt13186306/https://en.wikipedia.org/wiki/War_of_the_Worlds_(2025_film) https://www.allcinema.net/cinema/401793 |
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