2094
●● 総合ポイント
4.75点/5 点満点中
内容 >>
5
演技 >>
5
演出 >>
5
音楽 >>
4
●● レビュー
小説を読んでいるかのように、想像力をつけてくれる映画だ。あまり人物について、詳しく描いている訳ではないのだが、だからといって、人物を蔑ろにしている訳でもなく、見る側に任せてくれているというか、自分達の想像力を使って、何となく彼らの人物像が見えてくるのだ。ある1家族をテーマにしていて、その物語の内容は、どの家庭に当てはまる物ではないが、その人物像を見てみると、どこの家庭にも当てはまりそうな問題だ。主人公となる、その家族の末っ子が、獄中で生活している為、殆どが、「The Visit」(訪問)での、小さな薄暗い部屋での展開になり、会話が殆どになるが、それなのに、よく彼らの家族が描かれていた。「ケインとアベル」、「理由なき反抗」...そんな古い映画にも繋がっているような内容であり、ハル・ベリーの「代理人」を見た時のショックもあり... 主人公を演じていたヒル・ハーパー、彼は、若手の中でも、かなりユニークにキャリアを進めているというか、かなりのこだわりをいつも作品に感じるが、今回は、そんな彼の最高級品にも感じる。また両親を演じたビリー・ディ・ウィリアムスとマーラ・ギブスが、素晴らしい。ウィリアムスに関しては、彼が誰かの父親役を演じるなんて、かなり信じられない事なんだが、これがまた、父親のプライドと、苦悩、そして愛が一杯詰った最高の演技だった。そして、母のギブス、愛情たっぷりの彼女の演技、特に、最後の方で、写真を飾っている姿に母親の苦悩を感じた。年の離れた兄を演じたオッバ・ババトゥンデも、弟を見放した彼の罪を感じた男、素晴らしかった。レイ・ドーン・チョンも、再現シーンの所では、かなりボロボロになっていて、体当たりで感動した。 この映画に、家族としてのあり方の答えをストレートに求めても無駄かもしれない。しかし、彼らの姿を見ていると、自分の役割...そして訳... 答えが少しずつ見えてきた気がする。
(Reviewed >> 2/8/02)
●● トリビア
スター・ウォーズ」で知られるビリー・ディ・ウィリアムスと「ゲット・オン・ザ・バス」等で知られる、ヒル・ハーパーが主演の家族をテーマにしたドラマ。「コマンドー」のレイ・ドン・チョンや、「John Q」のオッバ・ババトゥンデ、テレビドラマ「コスビー・ショー」のフィリシア・ラシャド等。
●● サウンドトラック
1. "Thou Swell" - Joe Williams and the Basie Band
2. "For All We Know" - Joe Sample & Lalah Hathaway
3. "(Sometimes I Feel Like a) Motherless Child" - Sweet Honey in the Rock
4. "You Said A Bad Word" - Joe Tex
5. "Deliver Me" - Karrin Allyson
6. "Fly Me to the Moon (In Other Words)" - Nnenna Freelon
●● オフィシャルサイト
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