●● レビュー
Purposely accidental ending
アメリカの大統領ヘンリー・アシュトンは、スペインのサラマンカで行われるテロ撲滅の為のサミットに出席するためにやってきた。シークレットサービスのバーンズ(デニス・クエイド)は、以前に大統領の為に銃弾を受けて、久々の現場復帰だった。会場の広場ではアメリカのやってきたハワード(フォレスト・ウィッテカー)がカメラを回していて、サム(サイード・タグマウイ)と名乗る男が話しかけてきた。その数秒後に大統領は銃で倒れるのだった...
アメリカの大統領の暗殺事件をそこに居合わせた人々のいくつか別の視点によって描かれた作品。狙いどころは面白かったのだが、エンディングが上手く練られていないのが残念だった。一般市民には到底理解出来ない、政治の奇妙な世界が垣間見られるのも面白い。時間に拘った演出も面白そうに見えたのだけど、途中からしつこくで飽きた感じもある。違う視点とは言え、真実は一つであるので、そこまで引っ張る必要を感じなかった。いい所をコマーシャルで遮るTVのようなやり方。7回もやられるとさすがに途中で諦めたくなる。そして迎えるエンディング。そこまで引っ張る程でもなかったようにも思える。
「クラッシュ」の要素を上手くスリラー映画に取り組んだようにも思えるけれど、せっかくのヒーローを上手く生かせてないように思えた。せっかくならヒーローが偶然に発見するのではなくて、徹底的に探した結果であって欲しかったとも思う。この手の映画に偶然の結果はあり得ない。
(Reviewed >> 07/05/08:DVDにて鑑賞)