●● レビュー
Up in the Time
フランキー(F・ダーロー)は、ラジオ局のドアマンだが、女性の気を引くためにいつも嘘をつくのが当たり前だった。新しく受付に入った新進歌手のアンにも同じ手を使っていた。所が、看板スターである歌手が何者かにスタジオで殺されて、フランキーは掃除人のジェフ(マンタン・モアランド)と共に犯人にされそうになり、2人で本物の犯人を捜すが...
この映画が作られた1940年という時代がどんな風だったか、容易に想像がつく。主人公のフランキーは、黒人であるジェフを友人と思っている一方で、どことなく卑下していて、いつもフランキーが上からの目線でジェフに話す。さらには、フランキー自身が顔を黒塗りして有名になろうとする。ジェフも、なぜかいつもビクビクしていて、目をギョロギョロさせて、居るはずのない幽霊に驚く。それは、このジェフを演じたマンタン・モアランドの代表的な芸風なのでもあるのだが。しかし、フランキーとジェフの息はピッタリだ。
彼等の息がピッタリなのは、お互いがお互いを必要している姿がよく分かる。そんな感じが、40年代だったのかもしれない。
(Reviewed >> 1/10/07:DVDにて観賞)