●● レビュー
'Cause you ain't seen nothing yet, I'm Soul man...
マーカス・フック&ザ・リアル・ディールは、60年代にメンフィスにて友人3人が集まって結成されたコーラス・グループだった。数々のヒットを飛ばして人気となったが、マーカス(ジョン・レジェンド)がソロ転進をきっかけに解散。ルイス(サミュエル・L・ジャクソン)とフロイド(バーニー・マック)はザ・リアル・ディールとして活動するも、マーカス程の人気にはならずに自然消滅。しかも2人は喧嘩ばかりで20年も口をきいてなかった。しかし、マーカスの訃報を聞き、マーカスの所属レーベルが追悼の為に、ザ・リアル・ディールの再結成を要請するが...
タイトルといい、設定といい、ソウル好きの心をくすぐる映画だ。この在り来たりな設定こそが、ソウルらしい。人によって思い浮かべるグループこそ違うかもしれないが、「もしかしたらあのグループかも?」と我々の想像を掻き立て笑わせてくれる。
また「レイ」や「ドリームガールズ」等の作品の成功で増えてきた音楽系映画の面白い所を、監督のマルコム・D・リーらしい遊び心で楽しませてくれる。クリオの彼氏レスターのレコーディングシーンは「ハッスル&フロウ」のパロディチックだ。
また監督はバーニー・マックらしさやサミュエル・L・ジャクソンらしさも忘れてはいない。彼等の魅力が台詞等で最大限に生かされている。また監督の演出はバーニー・マックとアイザック・ヘイズ両氏の最後に相応しい演出をしている。アイザック・ヘイズが「Never Can Say Goodbye(さよならは決して言えない)」と歌えば、バーニー・マックは観客の前でエロい事を言って笑わせている。
バーニー・マックもアイザック・ヘイズもこれが最後だ。でも最後とは思わせない程にゴキゲンに踊り歌いまくっている。そうだ、これがソウルな男達の姿なのだ。
(Reviewed >> 11/11/08:劇場にて鑑賞)
●● サウンドトラック
1. Soul Men - Anthony Hamilton & The Bo-Keys
2. I'm Your Puppet - John Legend, Bernie Mac & Samual L. Jackson
3. Private Number - Chris Pierce, Leela James, & The Bo-Keys
4. Water - Meshell N'degocello
5. Never Can Say Goodbye - Isaac Hayes
6. Boogie Ain't Nothing (But Getting' Down) - Bernie Mac & Samuel L. Jackson
7. Just Dropped In (To See What Condition My Condition Was In) - Sharon Jones & The Dap Kings
8. Memphis Train - Ryan Shaw & Bo-Keys
9. Comfort Me - Sharon Leal
10. You Don't Know What You Mean (To a Lover Like Me) - The Sugarman 3 feat. Lee Fields
11. I've Never Found A Girl (To Love Me Like You Do) - Eddie Floyd
12. Do Your Thing - Bernie Mac & Samuel L. Jackson