●● レビュー
Lusting, but weak of meanings
ローズ(ヘレン・ミレン)は末期のガンを患い、殺し屋としての最後の仕事を恋人でありまま息子であるミッキー(キューバ・グッティング・ジュニア)とするつもりだった。所が殺す筈の女性に思いがけないトラブルになり、ローズとミッキーはそのトラブルに巻き込まれていく...
ハリ・ベリーがオスカーを獲得した「チョコレート/Monster's Ball」のプロデュースで、一躍注目となったリー・ダニエルズが監督に挑んだ作品... というだけで、私の期待度は一気に高まった。これの前に彼がプロデュースした、ケビン・ベーコン主演の「The Woodsman」という作品も中々な出来だったのもある。先の2作が実に深い映画だったのもあって、私の期待度と緊張度は最高値を記録して、物凄く期待して見た。確かに、俳優達は少ない台詞ながらも、素晴らしい表現力で見せてくれる映画ではある。でも、冒頭に多く登場する十字架やシマウマはあんまり意味なかったりと、イマイチ掴みづらい映画だ。凄く欲情的でドキドキする展開ではあるものの、意味や目的がはっきりと決められていない気がして、いまいち見ている方も映画についていけない。
凄い綺麗な映像で俳優達も中々の演技を見せてくれているのに、なぜかノッていけない無機質な映画。リー・ダニエルズのいつもの良さが、肝心の監督業で生かされていないのが残念。
(Reviewed >> 11/19/06:DVDにて観賞)