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映画画像
キャスト >> Jamie Foxx (Ray Charles), Kerry Washington (Della Bea Robinson), Regina King (Margie Hendricks), Clifton Powell (Jeff Brown), Harry J. Lennix (Joe Adams), Bokeem Woodbine (Fathead Newman), Aunjanue Ellis (Mary Ann Fisher), Sharon Warren (Aretha Robinson), Larenz Tate (Quincy Jones), Terrence Howard (Gossie McKee) ...
監督 >> Taylor Hackford
脚本 >> James L. White, Taylor Hackford
プロデューサー >> Taylor Hackford, Ray Robinson Charles Jr. ....
ジャンル >>Drama
制作国 >>USA
フォーマット >>長編映画
リリース(US) >>10/29/2004
リリース(日本) >>01/29/2005
総合ポイント 4.5点/5 点満点中
内容 >> 4  演技 >> 5  演出 >> 4  音楽 >> 5 

 レビュー
伝説が伝説を生んだ。

主演のジェイミー・フォックスが演じたレイ・チャールズという人物は、おそらく誰もが名前くらいは知っている音楽界の伝説だろう。その伝説レイ・チャールズを演じきったジェイミー・フォックスも、本作品以降、必ずや映画界の伝説に名を刻むに違いない。

映画の中で伝説の人を演じようとすると、演じる側のそれまでのイメージが付きまとい、演じられる人物とのギャップを生む。しかし、今回フォックスが演じたレイ・チャールズは、きっと誰もがすぐに脳で「レイ・チャールズだ」と認識出来る程の変貌ぶり。レイ・チャールズらしい台詞の面白さも、フォックスのコメディアンとしてのキャリアを生かし、絶妙の間で観客を笑わせる。ピアノマンとしてのレイ・チャールズを取っても、ピアノの奨学金で大学まで通っていたフォックスの才能が、十分にスクリーンに生かされて、演奏中の無駄な動きが全くなく、ナチュラル。また、俳優としてのフォックスらしい、絶妙のタイミングで、感動的な台詞を残し、多才なフォックスにしか出来ない存在感を十分にアピールしている。

また、長いレイ・チャールズの音楽生活の中で、監督のテイラー・ハックフォードが、1960年代のレイ・チャールズに拘った理由は、きっとレジーナ・キングが演じたマージ・ヘンドリックスにあると思う。また、そうしたくなる程のパワーをレジーナ・キングは持っている。キングの台詞は、ただでさえ強い台詞なのに、彼女が発するとより一層力を増し、印象が強く残り、感動する。今回も、キングのそんな良さが十分に生かされていて、「ツアー中は、私がレイ・チャールズ夫人よ」という言葉が、映画の中で一番印象的であり、レイ・チャールズという人を一番表現していた言葉と感じた。

またもう1人の女性であるメアリー・アン・フィッシャーを演じたアンジャンヌ・エリスの魅力も忘れがたい。彼女のラストシーンで小走りにタクシーに乗り込む時の後姿が愛らしくてたまらない。レイ・チャールズを取り囲む3人の女性の中では一番登場シーンが少ないけれど、彼女の魅力を感じる事が出来た。

ただ、全体を通して見ると、物語が長い。彼の長い間の功績を考えると、物語が長くなるのは致し方なく思えるが、若者には通用しなかったようだ。私が劇場に見に行った時には、途中で多くの若者が席を立ち、劇場を後にしてしまった。彼等のような若者にこそ、見てもらいたい作品な筈なのに。同じような音楽ドラマ映画だと、ロバート・タウンゼントの「The Five Heartbeats/ファイブ・ハーツビーツ」や「Little Richard/リトル・リチャード」、「The Temptations/テンプテーションズ」等の作品と比べると、作品と観客が一喜一憂出来る何かが足りなかったように感じた。若者が夢中になるような話題があって欲しかった。

音楽が、その若者を引きつける話題になって欲しかった。若者でも一度は聞いた事があるであろう名曲「What'd I Say」や「Hit The Road Jack」を作るエピソードや、ゴスペルミュージックやカントリーミュージックを取り入れて新しい音楽を作り出した彼の功績が、映画では十分に楽しめるようになっているのに、若者には物足りなかったようなのが残念。

劇中の歌も殆どがレイ・チャールズ本人の吹き替えで、彼の歌声が楽しめるのも嬉しい。彼の姿はもう見られないけれど、私達が好きな彼の歌声は、まだ生きているのだと、励まされる。

ジェイミー・フォックスとレジーナ・キングの2人がスクリーンに映るだけで、ドラマが生まれる。そして伝説が生まれた。
(Reviewed >> 11/12/04:劇場にて鑑賞)

 トリビア
6月に惜しまれながらこの世を去った、ミュージック界の偉人 、レイ・チャールズの自伝的映画作品。この作品の好演により、既にオスカー主演男優賞のノミネートの噂が広がっている、ジェイミー・フォックス。フォックスは、撮影中の最初の4週間は、目を補綴して役作りに挑んだ。共演陣も豪華でベテラン揃い。歌手のアッシャーがジャッキー・ウィルソンを演じる予定だったが、実現には至らなかった。監督は「愛と青春の旅立ち」のテイラー・ハックフォード。

 サウンドトラック
1. Mess Around
2. I Got A Woman
3. Hallelujah I Love Her So
4. Drown In My Own Tears
5. Night Time Is The Right Time
6. Marianne
7. Hard Times
8. What'd I Say
9. Georgia On My Mind
10. Hit The Road Jack
11. Unchain My Heart
12. I Can't Stop Loving You
13. Born To Lose
14. Bye Bye Love
15. You Don't Know Me
16. Let The Good Times Roll

 オフィシャルサイト
US Official Site     JP Official Site

 インフォサイト
http://www.imdb.com/title/tt0350258/
http://en.wikipedia.org/wiki/Ray_%28film%29
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=321431

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Last Modified: 2004-12-02
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