●● レビュー
Not Our Movie, Their Unreasonable Flick
ルシア(アメリカ・フェレーラ)は大学在学中に医師を目指しているマーカス(ランス・グロス)と恋に落ちた。ルシアは父(カルロス・メンシーナ)に内緒にしていた。また弁護士への夢を諦め、マーカスと結婚し、マーカスが行く予定のラオスに行くことを決めたが、家族に言えずにいた。2人はその前にお互いの両親に話し、結婚するために一緒にロサンジェルスに向かうが、その頃マーカスの父(フォレスト・ウィッテカー)で人気DJの車がルシアの父によって牽引されてしまった...
いつも強面のフォレスト・ウィッテカーがコメディに挑んだ作品。インターレイシャルカップルというのがテーマ。それがテーマだとハリウッドでは黒人と白人が定番。しかし、今回は黒人とメキシカン。両者は舞台となったロサンジェルスでも数々の事件となる程に仲は悪化している。今回はなぜかメキシカン家族が、愛する娘が連れてきた男が黒人だったと大騒ぎ。メキシカンの伝統や宗教を強要する場面が多い。黒人家族の方は割りと冷静に対処している。一見そうは見えないかもしれないが、フォレスト・ウィッテカー演じる父はメキシカンへというよりも、ルシアの父への憎悪でなぜかわざと黒人である事を強調する場面もある。それでも随所随所でお互いのもつ偏見が浮き彫りになって、一波乱ある。でもそれが非常にアンバランスである。黒人側にある偏見があまり出てこないのは違和感があった。
面白くないという訳じゃない。面白い部分も多々ある。男達がレストランで会話して友人を茶化す歌うのは最高の場面である。結婚式のゴタゴタを「Our Marriage, Their Wedding(我々の結婚に彼等の結婚式)」という心に残る台詞もある。でも観客が楽しめる映画というよりも、彼等が無駄にドタバタしているのを見せられたという感じ。
(Reviewed >> 5/10/10:劇場にて鑑賞)