●● レビュー
70年代アクションムービーの典型
ポワチエの演技も、そこに登場する俳優達の人種も実にカラフルで悪くない。ラウル・ジュリアやロン・オニール等の当時の新進俳優の使い方も巧くドラマに取り込まれていて、素晴らしい。しかし、そのドラマが単調だ。「夜の大捜査線」の第3作目という看板をしょっておきながら、ただバージル・ティブスという名前を使用しただけの悪い70年代のアクション映画を見ている錯覚を起す。やはり第1作のようなスパルタという南部のどんよりとした空気の方が、ドラマ性と雰囲気がすでにそこにあったし、70年代的ジャズスコアよりも、レイ・チャールズの燻し銀な声の方が、バージル・ティブスには似合っていたのかもしれない。
(Reviewed >> 9/12/03)