●● レビュー
God is the answer, come onto Jesus
ヴァイアン(キーシャ・グランディ)は成功したお金持ちのアンソニー(カール・パーティル)と離婚したばかりで、祖母のマディア(タイラー・ペリー)の家に居候していた。またヴァイアンの姉妹メイリー(ドナ・スチュアート)の一人娘キィーシャ(エレイン・オニール)や、他人で前科持ちのボビー(タイガー・グラハム)もマディアの所に居候していた。メイリーが半年振りに娘の元を訪れたと思ったら、新しいフィアンセを連れて来たと言う。なんとヴァイアンと離婚したばかりのアンソニーだった。
タイラー・ペリーの2作目となる劇作。ペリーの人気キャラクターであるマディアが誕生した瞬間に立ち会う事になる。最初からマディアは人々を惹き付けるパワーを持っているのがよく分かる。孫であるヴァイアンとメイリーは当然の事、他人であるボビーという男すらマディアの元に助けを求めてやってくる。銃を振り回し暴力行使当たり前で口達者なマディアは、普通は人から避けられて当然なのに。マディアはいつも自分に素直で自信があるからだと感じる。そしてマディアにとって間違いのない人には限りない愛がある。
またタイラー・ペリーは揺ぎ無いキリスト教の教えである許しを、黒人コミュニティにはありそうなドラマ仕立てにしていて、アメリカ人の一般キリスト教の人々には共感しやすい。キリスト教徒でなくても、「我々は神が本当に離れて引き裂こうとしているとものにすがろうとしてしまう事がある」という台詞も、神かどうかは分からないが自然の摂理と考えると頷ける事が多々ある。
マディアの豪快さや爽快さはキリスト教徒でなくても、集う親しみやすい愛がある。
(Reviewed >> 9/6/09:DVDにて鑑賞)