●● レビュー
Choice of weapons
カメラマンであり映画監督であり作家であり作曲家でもあったゴードン・パークスに迫るドキュメンタリー。
Half Past Autumn...公開当時88歳だったゴードン・パークス。彼は歴史を撮り続け、更には歴史を作る側にも回った人物。銃や拳をカメラに変えて、変動期にあったアメリカに立ち向かった男。彼の写真からは、時に動画や言葉よりも訴えかけてくる被写体が居る。主にモノクロで撮られた写真達は、被写体を語る皺がくっきりと見える。また、映画監督として、今度は逆に綺麗なカラーで言葉と共に訴えかけてくる。
このドキュメンタリーは、全体を通してトーンが重め。重圧感がある。しかし、飛行機事故死した「スーパーフライ」映画監督だった息子のゴードン・ジュニアの話になると、カメラの前で泣きだし人間性をむき出しにしてくる。
また過去の被写体に会いに行く映像は興味深い。自分が作った歴史を人生の秋が半分過ぎ去った時に振り返る。
彼の人間性があったからこそ、彼の武器であったカメラによって写された写真の被写体の心もむき出しにされ訴えかけてきたのかもしれない。
(Reviewed >> Unknown, 2/10/08:DVDにて鑑賞)