●● レビュー
ジェームス・アール・ジョーンズ...私はこの名前を聞いただけで、魂がきゅっと固くなる感じを覚える。「この作品は良作に違いない」と私の体が教えてくれるのだ。とはいえ、私は彼の堂々としていながらも、のんびりほんわかした演技が好きなのだ。が、今回は、そんな彼の姿がない。彼がこんなに情熱に満ち溢れ、弾けてしまいそうな青年の役を演じていたとは知らなかった。ボクシングのチャンピオンの役という事で、体も作ったのかもしれない。ボクサーらしい、情熱と闘士を体全身で演じていた。あんな彼の目はいままでに見た事がない。こんな演技を見せ付けられると、ますますジェームス・アール・ジョーンズという俳優が分からなくなってきた。
また物語も、実在したボクサーをモデルにしただけあって、真に迫っていて興味深い。なぜ実際のボクサーの名前を変えたのかは、不明だ。そのままにしても良かった気がする。また、ジョーンズと共演の女優がオスカーにノミネートされたが、共演の女優のノミネートは不思議だ。彼女の演技のせいで、センチメンタルな映画になってしまったのが、残念なところ。
ジェームス・アール・ジョーンズ...これから益々彼の名を聞いたら、より一層魂がきゅっと固くなりそうだ...
(Reviewed >> Unknown)