"Welcome to Good Burger, home of the Good Burger. Can I take your order?"
ニコロディオンの人気番組『All That』は、アマンダ・バインズやニック・キャノンなどのスターを輩出し、今のアラサー世代がティーンの頃に見ていた番組で、そこからスピンオフした映画が『
Good Burger / グット・バーガー (1996)』。凄いヒットした訳ではないが、ニコロディオンで再放送を何度もしていたのもあってアラサー世代が皆見ていたカルト作品。当時の人気スターが多数カメオ出演していた。そして主演のケル・ミッチェルとキーナン・トンプソンは、それ以外にも『
Kenan & Kel / 日本未放送 (1996-2000)』などで共演しており、名コンビである。が、その後にトンプソンは、『サタデー・ナイト・ライブ』のレギュラーになったりと、2人は離ればなれに。なんとオリジナルから26年を経て、再び名コンビで続編!
モンド・バーガーの脅威から逃れ、それから時を経て、「グッド・バーガー」はエド(ケル・ミッチェル)発案のソースが世界的にも有名になったりと、相変わらず繁盛していた。一方で、グッド・バーガーを離れたデックス(キーナン・トンプソン)は、発明家として成功しようと躍起になっていたが上手くいかない。破れかぶれでエドの助けを得て、再びグッド・バーガーで働くことに。そこに弁護士を名乗る男(リル・レル・ハウリー)がやってきて、大企業「メガ会社」がグッド・バーガーをフランチャイズしたいとやってくる。最初は全然聞く耳を持たなかったエドだったが、デックスの説得で了承するが、メガ会社で待っていた社長が...
同じニコロディオンで、ハンバーガー屋が舞台ということで、オリジナルの『グッド・バーガー』はそのまま『スポンジボブ・スクエアパンツ』第一弾映画で設定が使われた。物語がほぼ一緒。ハンバーガーが大好きでハンバーガーだけには凄い才能を発揮する主人公。そしてボヤキながら、更にボケながら、主人公をアシストする友人。違いがあるとすれば、キーナン・トンプソン演じたデックスが、パトリックでありイカルドである。今回も、非常に分かりやすい設定と物語、そしてこの映画らしいハチャメチャ感満載で懐かしさがよみがえる。オリジナル同様、今を感じるキャメオたち。それだけじゃない26年分の成長感を感じられるのも良い。それにしても、『
Moonlight / ムーンライト (2016)』のシャイロンを演じたアレックス・ヒバートは、クレジットを見るまで全然気が付かなかった。『
Black Panther / ブラックパンサー (2018)』ではすぐに気づいたので、それほどまでに別人である。こういったコメディの才能もあったのも、何だか嬉しくなる驚きだった。マーク・キューバンのセリフに「バスケットボールチームとジェットとTV番組だけは残っている」とあったのに、本作品配信後1週間後にそのバスケットチームを売りに出してしまったのも面白い(偶然だが)。
『グッド・バーガー』はこういう映画だった。26年経ってとても懐かしくて、あの時の明るい感じを思い出して嬉しくなった。やっぱりケルとキーナンは良いコンビだと改めて感じる。『スポンジボブ・スクエアパンツ』のようなアニメの世界観を実写で当たり前のようにできているのがとても凄いし、先を行っているのである。