●● レビュー
Bitter Sweet
ダック(ロバート・タウンゼント)、弟のJ.T.(レオン)、エディ(マイケル・ライト)、ドレッサー(ハリー・J・レニックス)、クワイアー(ティコ・ウェルス)の5人はボーカルグループとして、劇場で開催される大会に出演していた。最初は中々芽が出なかったが、彼らの才能に気づいたジミー(チャック・ポッター)がマネージャーにつくと、その才能を開花させていった。しかしエディがドラックやアルコールに溺れていき、メンバーを離れた。そこからどんどんと問題が重なっていき...
ロバート・タウンゼントの作る暖かさ・優しさが大好きである。夢がある。必ず見た後には、いい気分になる。でもそれだけじゃない。人生の厳しさとか不条理さとかもちゃんと見せている上で、最後にはいい気分にしてくれる。人間ってやっぱりいいなって思わせてくれる。だからこそ、数々ある音楽やミュージシャンをテーマにした映画の中でも、この映画は私のトップ1である。もちろん、音楽の映画であるので、その音楽の楽しさも一杯だ。時代毎に少しづつ曲が変化しているのは、やはりこういうボーカルグループの歴史を感じて面白い。また作曲に行き詰まったダックが、妹と歌うシーンは何度見ても楽しい。音楽の素晴らしさを体現している。また、切羽詰まったエディがボロボロの姿でメンバーの前で歌うシーンは、やはりあまりにも悲しすぎる。この映画はやはり音楽によって活きている事を証明してくれる。
ロバート・タウンゼントの映画は甘いだけじゃない。酸いも甘いも噛み分けているからこその暖かさと優しさである。それが音楽と共に心地よく人々の心に染み渡っていく作品。
(Reviewed >> Unknown, 3/31/08:DVDにて鑑賞)
●● トリビア
「ハリウッド・シャッフル」やエディ・マフィーのスタンダップコメディ映画「ロウ」を共同制作した、ロバート・タウンゼントとキーネン・アイボリー・ウェイアンズが、再びタグを組んだ、ほんのり甘酸っぱいボーカルグループをモデルにしたコメディドラマ。今回は、ウェイアンズは脚本のみの参加。そのボーカルグループには、タウンゼントの兄弟役で「クール・ランニング」のレオン、「モー’・マネー」のハリー・J・レノックス、日本映画「ベットタイムアイズ」のマイケル・ライト、「Tyson」のティコ・ウェルズ。さらに、意地悪なレコード会社役には、「ゴールデンヒーロー」にも出ていたハーソン・ジェームス、ヴェテラン女優のダイアン・キャロルや、ダンスの講師に名タップダンサーであり、名優のハロルド・ニコラスを迎える等、豪華。
●● サウンドトラック
1. A Heart Is A House For Love - The Five Heartbeats
2. We Haven't Finished Yet - The Five Heartbeats
3. Nights Like This - The Five Heartbeats
4. Bring Back The Days - The Five Heartbeats
5. Baby Stop Running Around - The Five Heartbeats
6. In The Middle - The Five Heartbeats
7. Nothing But Love - The Five Heartbeats
8. Are You Ready For Me - The Five Heartbeats
9. Stay In My Corner - The Five Heartbeats
10. I Feel Like Going On - The Five Heartbeats
11. You can Kiss Where the Sun Dont Shine - Jesse W. Johnson