●● レビュー
N.W.H. is N.G.H (New Generation of Humor)
N.W.H.(Niggaz with Hats)は、アイス・コールド(R・カンディエフ)とテイスティー(L・スコット)、トーン・デフ(M・C・ローレンス)の3人のラップトリオ。ライバルのジャム・ボーイと争いながらも、徐々に人気が出始めてきた。映画監督の二ナ(K・レモンズ)が、彼等のドキュメンタリーを撮る事になり...
少しでもラップを知る人ならば、タイトルもパブリック・エナミーの「Fear of A Black Planet」のパロディだと分かる筈だ。そして彼等の「N.W.H」は、もちろん「N.W.A」のパロディで、一人一人の役名もアイス・キューブやトーン・ロックのパロディ。バニラ・アイスならぬバニラ・シャーベットまで登場している。
「CB4」も同じようにラップのパロディ映画だったが、こちらとは随分違う。ラップそのものをパロディにしているのが、こちらの作品だ。彼等の出身地が「どこかの荒れた地区」だったのも面白かったが、さらにアイス・コールドが「そんなの言う必要ないだろう!」と逆ギレするのが、非常にブラックユーモア溢れていたと思う。ラップといえば、ニューヨークかロサンジェルスのような大都市の荒れた地区出身者と、当時は相場が決まっていただけに、その台詞には意味があった。
クリス・ロックやデイブ・シャペルのコントを、インディ系映画らしくオフビートにした感じがする。彼等の新しい世代のコメディの流れを感じる事の出来る作品。
(Reviewed >> 3/19/06:DVDにて観賞)