●● レビュー
「Better Luck Next Time」親切を気取って放った言葉が、他人の人生を大きく変え、仇となって返る事もある。気取っていただけでは、本性を見抜かれるという物。ここでは、そんなみんなの「気のない言葉」が、それぞれの人生を、歩道に走る路線のように、変えていく。サミュエル・L・ジャクソン演じる男は、ただ家族と暮らしたいが為に...
ベン・アフレック演じる男は、ただ仕事を無事に終えようとするが為に... たった一言の「気のない言葉」が人生を変えてしまったのだ。そのアフレックが演じた男が、愚かにも、その「気のない言葉」を発し、人生最大の誤りであるゲームを始めてしまった。その間、ジャクソンは自分なりに最大限に努力してみるも、そのゲームに巻き込まれてしまう。そのジャクソンの演技が、今までの中では、信じられないくらいに、静かでありながら、底の怒りを見事に演じていた。ジャクソンのベスト・ワークの1つになる筈だ。クレイジーなだけでない、こんな役でこそ、彼の力を発揮してくれたのが、私たちにとっては、これから色んな彼がみられるなんて、宝物。そして、アフレックも私が見た中では、一番の出来。
何しろ、脚本が非常に素晴らしい。一語一句が、ドラマになってしまうそんな映画。台詞等も、多からず、少なからず。そして、色々な問題を、そのドラマの中に上手く練り込んでいたのが、大きな勝因。来年のオスカー戦線に、一足早く乗り出し、他よりも、2・3歩、先を行っている。今までの所、今年ナンバー1が、この作品だ。
(Reviewed >> 4/19/02:劇場にて観賞)