●● レビュー
Divine Prophet
世界は突然の光によって崩壊した。その中生き残った男(デンゼル・ワシントン)は、30年間歩き続けた。一冊の本を西に持っていくだけの為に...
全く予測不可能の壮絶な世界が待っている。そう、もしこの世が終末する事があったなら... そしてこの映画のラストの事である。しかしここで描かれている全てが破壊された世界には説得力がある。たった30年で人々は言葉以外のものを失うだろう。モラルも全て。そんな世界を末恐ろしく映像にしたのがヒューズ兄弟の2人。また彼等は主人公達もキャラクターを含めて見事に演出している。この映画のイーライの聡明さが何よりも好きだ。あの聡明さは全てラストに繋がる。ラストは気持ちが良すぎる位だ。それでもそのラストは予測など不可能な面白さ。劇中でも緊張感の中にさりげなく笑いもあり、驚きもあり、時には古き良きウエスタンを思わせるアクションシーンや、デンゼル・ワシントンの見事な刀さばきもあったりと飽きさせない。
あんなに疲れていても、神々しさを感じる。なぜデンゼル・ワシントンが選ばれたのか?あの聡明さがたまらなく愛おしく感じられる。新しい形の預言者の出現だ。
(Reviewed >> 1/31/10:劇場にて鑑賞)