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●● レビュー What Woody Strode Stands for...コンゴは内戦により反政府軍のリーダーのモーリス・ラルビィ(ウッディ・ストロード)が市民を助ける為に影で指導し、人々から期待されていた。政府軍とヨーロッパからの支配者達がラルビィを捕まえるために懸賞金を吊り上げていった。ラルビィを裏切る者が出て来て... ウッディ・ストロードという俳優の名前を聞けば誰もが彼の堂々としたスラっとした姿を思い浮かべるだろう。ある者はウエスタン映画でのストロードを思い出し、ある者は「スパルタカス」のストロードを思い出すだろう。この映画は役名こそ違うが、コンゴに実在した指導者パトリス・ルムンバの最期をストロードが演じている。みなが思うストロードのイメージのままにルムンバを熱演している。彼の姿こそが、カリスマ性や人々から信頼されていた男のイメージなのだ。この映画はストロードがイタリアに渡って製作されている。黒人がジーサスなどとは、この映画が製作された1968年、まだまだタブーなのだ。ましてや、政府軍によって殺されたルムンバをジーサスと描写する用意はまだアメリカには出来ていなかったと思う。またイタリア映画らしく、この映画は投獄された後に別の囚人との関係を感傷的で情熱的に描いている。 数々の映画でバイプレイヤーとして印象を残したストロード。この映画でのストロードの立ち位置、そして彼の存在が意味する物は時代背景を考えて、非常に意味のある素晴らしい作品である事を歴史が証明している。 (Reviewed >> 9/25/08:DVDにて鑑賞) |
●● 100本映画 Not Yet(本目) |
●● トリビア ウエスタン映画で活躍した往年の俳優ウッディ・ストロードが主演のイタリア映画。
タイトルはアメリカでの正式タイトルに合わせた。イタリアでの原題は「Seduto alla sua destra」。アメリカでのブートレグのビデオの題はブラックスプロイテーション時代の煽りをうけて「Super Brother」となっている。 |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt0063576/Not available from Wikipedia Not available from Allcinema |
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